幹太郎の名言失言 ３．６．５

たまには、こんな話を・・・。

数ある、うちの親父伝説をひとつ！

僕が中学生の時の話・・・

沖縄で肌寒くなってきた、その季節。

部活が終わって、夜８時ごろ帰宅すると、
親父は先に職場から帰宅していた。

おなかペコペコで御飯を楽しみにしていた自分。

オトー伝説に遭遇した・・・


ここから、その伝説の一部始終を。


台所で、テレビを見ながら一息つこうかと思ってた時。

親父が、｢帰ってくるの待ってました！｣と言わんばかりに

勢いよく、こう言った。

親父
｢幹太郎、お尻の方にイボができてるからさ、これで焼いて！｣


みなさん、『これ』って、何だと思います？？？

沖縄の平っぺったい線香・・・。


自分、普通に
｢病院行けばいいさー！｣

親父
｢お願い！焼いて。。。｣

不意に親父がトランクスを脱ぎ尻を出して、うつ伏せになる。

自分
｢えー！はごー（汚い）！！やらんよー！｣


親父、深刻そうな顔で
｢お願いします！｣

１０分弱、その押し問答が続く。

母親がそれを見て、笑いながら親父に一言、
｢馬鹿じゃないの！｣← 間違いない！

結局、親父の一生懸命さに心が折れてやることにした。。。

自分
｢だー？（どこ？）｣

親父
｢ここ｣

自分
｢どこよ！？｣

親父
｢肛門の上。。。｣

自分
｢はぁー？お尻の方じゃなくて、肛門の方だろ！
　　最初から言え！えー！しに はごー（汚い）。。。｣

もう、呆れて笑うしかなかった・・・。

それが親父の肛門近くのイボを狙う、
線香を持った中学生ヒットマン誕生の瞬間だった・・・。

そして、実行！

目を背けながら、殺るイボに的を絞って、燃えている線香を振り下ろす。

その瞬間！！！

親父のお尻が、キュッ！！！となって、
線香をお尻の割れ目でポキッ！と折って挟んだ！！！

親父、飛んで走り回りながら
｢あちー！あちっ！あちー！｣

自分と母親は大爆笑！！！

その晩、僕は御飯も食べられない程に笑いが止まらず、
ぜんそく発作をおこし、救急病院に運ばれた・・・。


あれは、完全に上島竜兵のリアクション芸を超越していた。。。

一つ言える事は、親父は面白い事を狙ってやっていたのではなく、
真剣にイボと向き合っていた。。。

今でもたまに、その出来事がフラッシュバックして来て
ひとり、意味もなく電車の中とかで笑ってしまいますが、
危ない人ではありません。。
しょうがないんです。
ある種、笑いのトラウマなんです・・・。

最後に。

これは、オトー伝説を目の当たりにした本人の事実をそのまま書いた
ノンフィクションです。

オトー伝説は、まだまだあります。次回をお楽しみに！